FreeBSD 4.6 + メールサーバ移行作業
はじめに
FreeBSD をメールサーバとして運用していると、以下の理由で新しいシステム構成に移行したくなる場合時があると思います。
- ハードウェアが古くなった
- OSのバージョンが古くなった
私も会社で一部のユーザ用に、FreeBSD 2.2.5 でメールサーバを運用していますが、新しい FreeBSD 4.6 に移行したいな〜と思いましたので、移行作業を検討しました。
検討
/stand/sysinstall で、FreeBSD をバージョンアップする方法もありますが、
きれいな状態で使いたいので、まったく新しい FreeBSD を使います。
運用中のサーバに対して移行作業を行うので、移行作業した後にユーザがこれまでと同じ用に使える必要があります。
- パスワードが同じであること。
- メールサーバに格納されている未読・既読のメールが消えないこと。
で、以下のような手順にしました。
- 古い FreeBSD から以下のファイルを退避する。
| ファイル or ディレクトリ |
理由 |
| /etc/master.passwd |
ユーザのパスワードが記述されているため |
| /home |
ユーザのホームディレクトリにデータがある場合。 |
| /var/mail |
メールスプールディレクトリだから |
- 新しい FreeBSD をメールサーバに構築
- 新しい FreeBSD に、古いマシンに登録されていたユーザのアカウントを作成
- 退避していたデータを新しいマシンに設定
引越し作業
- まず、ファイルを退避させます。
古いマシンにログインして root になります。
/home , /var/mail などは大きいので、tar して別なマシンに ftp しておきます。
tar の使い方は、こちらを参照してください。
- 新しいマシンに FreeBSD をインストールします。
- root で ログインします。アカウントとユーザのホームディレクトリを作成する為、adduser で作成します。ここで設定するパスワードは適当でかまいません。
- POPが使えるようにします。pop サーバの作り方は、こちらを参照してください。
- sendmail で Mail を RELAY する設定をします。こちらを参照してください。
- 退避していたデータを新しいマシンに設定します。
- 古いマシンの/etc/master.passwd を vi で開きます。新しいマシンで vipw を実行して現在の暗号化されているパスワードを削除して、古い暗号化されているパスワードを上書きします。FreeBSD 2.2.6 の時代は、MD5 だったので FreeBSD 4.6 の DES よりは長い暗号化パスワードになっていると思います。vipw を保存するとデータベースが更新されて、同じパスワードでログインできるはずです。
- /home を保存したデータは、.(どっと)で始まるファイル以外の個人のデータのみを移行します。
- /var/mail を保存したデータは、同じ /var/mail に展開してください。
これで、移行作業は終わりです。
ファイルサーバの場合もユーザアカウントに関しては、この方法と同じで大丈夫だと思います。
戻る
|